パナソニック・ドラム式洗濯機

毎年、年明けからゴールデンウィークあたりまでは閑散期になります。
特に2月はおそらく最も受注が落ち込む時期になります。
とりわけ今年はオミクロン株の影響などもあり、非常に厳しい状況であったと思います。

そんな閑散期をどう過ごすかというと、私は勉強に充てます。
むしろこの時期は自分を成長させるチャンスだと思っているので、毎年そうしています。
特にドラム式洗濯機はこれまで施工する機会がなかったので、是非ともマスターしたいところでした。
これまで業務用エアコンや、壁掛けエアコンのドレンパンやファンの分解、ノクリアXシリーズ・三菱霧ヶ峰FZシリーズなど難易度の高い機種への対応に積極的に取り組み、お客様からは当店の技術に大変高い評価をいただきましたが、遂にドラム式洗濯機に対応可能となりましたのでお知らせいたします。

このパーツは洗濯槽の手前側についているカバーの裏側部分になります。
このように裏には固まったほこりがビッシリ詰まっています。
カバー下側に10㎝ほどの穴が開いていますが、これは固まったほこりがカバー裏側をこすっていたために穴が開いてしまったものになります。
この洗濯機は2019年製のものですが、3年汚れを放置していただけでこのような形でパーツが破損するリスクがあります。

こちらは洗濯槽の部分を分解したものになります。
縦型の洗濯槽はここがドロドロに汚れているケースが多いですが、ドラム式はそれほど汚れません。
乾燥機能を使うためにカビが生えづらいということは一因としてあると思います。
洗濯槽を回すモーターは毎日大きな槽を動かすために劣化しやすく、洗濯槽を外すときの負荷でダメージが拡がってしまうこともある為、汚れ具合によっては外さないほうが良い場合があります。
縦型の場合は汚れ具合的にも構造的にも取り外して洗うことが必須になりますが、ドラム式は比較的汚れも少なく構造的にも取り外ししないで汚れの大部分にアクセス出来るので、外すか外さないかはトータルで考えます。

これはパナソニック製ドラムのヒートポンプです。
衣類の乾燥に必要な部分です。
エアコンと同様、ここがほこりで詰まると乾燥機能が弱ってしまう為、重要な部分です。
パナソニックのドラムはヒートポンプが上部にある為、取り外してフィン部分を丸洗いすることが出来ます。
写真だとカビ染みがすごくて色が残ってしまっていますが、カビそのものは綺麗に洗浄出来ています。

ヒートポンプの受け皿となる部分もカビやほこりでドロドロになっているので、取り外した後の受け皿部分も綺麗におそうじしていきます。

ドラム式洗濯機のおそうじはパーツも巨大でネジの数も多く、汚れも頑固なので大変な作業ですが、とても面白いです。
皆さまのご予約をお待ちしております!

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