エアコン・シャープAirestシリーズ 分解

今日はエアコンクリーニング協会の研修センターに行ってきました。
目的は、今まで現場で遭遇したことのない『シャープ・Airestシリーズ』と『窓用エアコン』です。
Airestシリーズは2019年に発売されたシャープの空気清浄機付きエアコンですが、講師の方にお話を聞いたところ、この機種は研修センターに来る他の業者さんはおろか、講師の方たちですらまだ現場で施工が入ったという話を聞かないくらいレアな機種なんだそうです。
どおりで当店にも注文が入ってこないわけです。
ですがこの機種も発売から3年、ぼちぼち注文が増え始めてもおかしくない頃です。

こちらがシャープ・Airestシリーズになります。
ほかのエアコンにはない独特な形をしています。
世にエアコンはおそらく何百種類と出回っているので、エアコンクリーニングの世界では結構なベテランでも初めて見るような形のエアコンに遭遇するケースがあります。
そんな場合でも大体は経験と勘で乗り切れるものなんですが、この機種は特にファン回りが独特なので、構造を理解しないまま突っ込むとドハマりするかもしれません。

しいて言えば業務用天吊タイプと似ていますが、天吊タイプと比べてもだいぶ窮屈な作りになっている為、特にファンカバー周辺のツメの合わせをしっかりやらないと、ファンとのこすれが解消せず大苦戦しそうな印象があります。

別のアングルから。
写真上部、ファンカバーを1枚外しましたが、右側に残っているカバーも取り外し可能で、これも外さないとファンを下に下ろせません。

ファンカバー自体どこまで外れるものなのかどうやって外すのか、またどうやって取り付けるのか事前に理解していないと、そもそもファンを外せない、ファンを取り付けたがカバーとこすれ合ってしまう、といった事態に陥りそうです。

こちらがファンまで分解した所です。
エアコンクリーニング協会でも、この機種が出た初期の頃はドレンパン・送風ファンを外さずにクリーニングするやり方が紹介されていた時期がありました。
しかしその方法だと一般的なエアコンと違ってファンが完全に隠れる形になる為、熱交換器しかクリーニング出来ませんでした。
一般的なエアコンクリーニングでは汚れの70~80%を落とせると言われていますが、この機種に関して言えばドレンパン・送風ファンを外さない施工方法ではおそらく汚れの50%も落とせません。
何より最も汚れる箇所の一つであり空気を送っているパーツである送風ファンにアクセス出来ないので、費用対効果の面からもこのやり方はおすすめ出来ません。
なので今現在はエアコンクリーニング協会でもドレンパン・送風ファンを外さないやり方は推奨されていません。
こちらの機種を業者さんにご注文の際は、ちゃんとファンまで分解可能な業者かをご確認の上、ご注文されるのが宜しいと思います。

あと注意点として、ほとんどの機種はエアコン下に多少家具があっても施工は出来るのですが、この機種に関してはエアコンの真下に入れないとファンやファンカバーの分解・取り付けが非常に困難になります。
特に取り付けの際には直接ツメの合わせを目視出来る位置取りが出来ないと取り付け不可能だと思います。
その為、ご注文の際はエアコン下を何もない状態にすることが可能かどうかご確認いただければと思います。

Airestシリーズに限らずですが、当店では皆さまからのご注文を心よりお待ちしております。

Follow me!