エアコンクリーニング協会で背抜きの研修してきました
元々当店ではドレンパン・送風ファン分解をオプションとして承っていたのですが、1年前くらいでしょうか、くらしのマーケットさんで公式に「完全分解(ドレンパン・送風ファン取外し)」がオプション設定出来るようになってから、こちらのオプションを選択されるお客様が劇的に増えました。
こちらのオプションのメリットは、通常分解では死角になってしまう箇所も洗浄出来る点にあって、通常分解で70〜80%くらいの汚れを落とせるところ、90%以上の汚れを落とすことが出来ます。
ですが構造上ドレンパンが背板と一体になっている機種(主にダイキン・東芝)になると「背抜き」という分解方法が必要になり、今までダイキン・東芝製のエアコンで完全分解を希望されるお客様のご要望にはお応えすることが出来ませんでした。
これを解消すべく、背抜きを修得するためにエアコンクリーニング協会で研修をしてきました。
背抜きによりケーシングと呼ばれるドレンパンに送風ファンが収まったようなケースを取り外すと、壁には熱交換器しか残らなくなります。
これをワイヤーで吊って壁に保持します。
横から見るとこんな感じ。
宙ぶらりんです。
取り外したケーシングはこのような形状です。
このダイキンの2代目うるさら7は特に複雑な形状になっています。
当店の本拠地、埼玉県春日部市はこのブログを書いている時点(2024年8月)では175店舗の業者さんが対応可能エリアとしていますが、そのうち完全分解のオプション設定が可能な業者さんとなるとたったの7店舗になります。
更に背抜きが可能な業者さんはもっと数が少ないので、これらの作業が出来る技術者さんは圧倒的に少ないのが現状です。